信号のある交差点で自転車直進と車右折の過失割合7通り

信号のある交差点で直進している自転車と、反対車線から右折してきた車とが接触した事故の過失割合は、それぞれの信号の状態から7パターンに分かれます。

信号のある交差点で直進している自転車と、反対車線から右折してきた車とが接触した事故

基本になる過失割合

交通事故の過失割合は事故のパターンによって基本的な過失割合が決まっています。

ポイントは交差点に入ったときの信号の色と、右折したときの信号の色です。

自転車進入 車進入 車右折 自転車過失 車過失
10 90
40 60
30 70
70 30
50 50
30 70
矢印 80 20
  • 自転車は青で進入、車は青で進入後、青で右折して接触…… 自転車10%、車90%
  • 自転車は黄で進入、車は青で進入後、黄で右折して接触…… 自転車40%、車60%
  • 自転車は黄で進入、車は黄で進入後、黄で右折して接触…… 自転車30%、車70%
  • 自転車は赤で進入、車は青で進入後、赤で右折して接触…… 自転車70%、車30%
  • 自転車は赤で進入、車は黄で進入後、赤で右折して接触…… 自転車50%、車50%
  • 自転車は赤で進入、車は赤で進入後、赤で右折して接触…… 自転車30%、車70%
  • 自転車は赤で進入、車は青矢印で右折して接触…… 自転車80%、車20%

以上の7通り。これに事故の細かな状況を考慮する過失修正要素を追加して最終的な過失割合をだします。

過失修正要素

  • 車の徐行無し…… -5%
  • 車の指示器表示無し…… -5%
  • 車の右折禁止違反…… -10%
  • 車の直近右折…… -5%
  • 車の早回り右折…… -5%
  • 車の大回り右折…… -5%
  • 車の既右折…… +10%
  • 車の著しい過失…… -5%
  • 車の重過失…… -10%
  • 自転車の自転車横断帯通行…… -5%
  • 自転車の運転者が児童・高齢者…… -10%
  • 自転車の著しい過失…… +5%
  • 自転車の重過失…… +10%

自転車から見た修正割合です。

用語解説

直近右折
直進車の直前で右折すること
早回り右折
交差点の中央まで行かずに、中央より手前をショートカットするような右折
大回り右折
交差点の中央より奥で右折する、軌道が大きく外側に開いた右折
既右折
右折車が既に右折を完了している、もしくはそれに近い状態のこと。右折の完了の定義は右折車の車体が新しい進行方向に向き終わっている状態
著しい過失
携帯電話使用などの軽めの違反
重過失
無免許運転のような重い違反

信号機のある交差点で自転車が直進中、対向車線を走っていた車が右折してきて衝突した接触事故で、自転車は交差点に信号が赤色の時に進入、車は青で進入後、赤色で右折、自転車の運転手は高齢者、車は携帯電話使用していた場合。

基本の過失割合が70:30。高齢者で-10%、携帯電話使用により車の著しい過失-5%

70% – 10% – 5% = 55%

で自転車の過失が55%、車の過失が45%になります。