人身事故の3つの損害賠償

人を車ではねてしまった。そんなときに予測される被害には色々なものがあります。入院費やその間働けないのでその分の休業損害など様々ですが大きく分けると下の3つに分類されます。

  • 積極損害
  • 消極損害
  • 慰謝料

積極損害

これは被害者が事故によって支出を余儀なくされたものです。
どこまで認められるかは被害者が死亡した場合と怪我をした場合によって違います。

死亡事故の場合

  • 死亡するまでにかかった医療費
  • 埋葬費用
  • その他雑費

埋葬費用はお葬式のみではなく、49日法要や仏壇購入費、お墓の購入費も認められることもあります。

傷害事故の場合

  • 医療費
  • 付添人費用
  • 将来の治療費・介護費
  • その他雑費

付添人費用はプロの看護人の場合は支払った費用で、近親者の場合は1日あたり5,000円~6,500円です。通院に付き添うだけなら1日あたり3,000円~4,000円程度です。
将来の治療費は今後手術することが明白な場合にその費用、介護費は被害者に後遺傷害がある場合平均寿命までの介護費です。また、自宅で介護するために部屋を改装する場合はこれも含まれます。

消極損害

これは被害者が事故にあわなければ将来得たであろう収入のことです。これも被害者が死亡した場合と怪我をした場合によって違います。

死亡事故の場合

  • 逸失利益(いっしつりえき)

逸失利益とは被害者が事故によって得られなくなった将来の収入です。その人の過去の収入やその職業の就労可能年数などから計算します。
ただ、死亡事故の場合、被害者は亡くなっているので被害者の生活費はそこから引かれてしまいます。被害者が亡くなったことにより遺族が得られなくなった収入という考え方ですね。

傷害事故の場合

  • 休業損害
  • 逸失利益

休業損害は入院や通院によってその間働けなくなった分の損害です。

慰謝料

慰謝料は金銭的な損害以外の精神的、肉体的損害のことです。
後遺障害が残って満足に生活できなくなってしまったり、治療の痛みなど様々です。

関連:死亡事故の慰謝料の計算方法
関連:傷害事故の慰謝料の計算方法

まとめ

以上の3つになります。これら全てを合わせると数億円にのぼる場合があり、自賠責保険ではカバーしきれませんので任意保険にはしっかりと入りましょう。

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