広い道の右折車と左方の狭い道の直進車との接触事故の過失割合

信号機の無い交差点で広い道から狭い道に右折する車と、左側の狭い道から直進してきた車とが衝突した接触事故の過失割合について解説します。

広い道から狭い道に右折する車と、左側の狭い道から直進してきた車とが衝突した接触事故

基本になる過失割合

交通事故の過失割合は事故のパターンによって基本的な過失割合が決まっています。

この場合は右折車Aの過失が50%、直進車Bの過失が50%です。

ここに事故の細かな要素を追加して最終的な過失割合を計算します。

過失修正要素

  • 車Bの減速無し…… -10%
  • 車Bの15キロ以上の速度違反…… -10%
  • 車Bの30キロ以上の速度違反…… -20%
  • 車Bの著しい過失…… -10%
  • 車Bの重過失…… -20%
  • 車Aの徐行無し…… +10%
  • 車Aの既右折…… -15%
  • 車Aの右折禁止違反…… +10%
  • 車Aの著しい過失…… +10%
  • 車Aの重過失…… +20%

車Aから見た修正割合です。

用語解説

既右折
右折車が既に右折を完了している、もしくはそれに近い状態のこと。右折の完了の定義は右折車の車体が新しい進行方向に向き終わっている状態
著しい過失
携帯電話使用などの軽めの違反
重過失
無免許運転のような重い違反

信号機の無い交差点で広い道から狭い道に右折する車Aと、左側の狭い道から直進してきた車Bとが衝突した接触事故で、車Aの徐行無し、車Bの運転手が携帯電話を使用中だった場合。

基本の過失割合は50:50。徐行無しで+10%、携帯電話使用から著しい過失で-10%

50% + 10% – 10% = 50%

で右折車Aの過失が50%、直進車Bの過失が50%になります。