一時停止違反の直進車と右方の右折車との接触事故の過失割合

信号機の無い交差点で一時停止違反の直進車と、右の道から右折してきた車とが衝突した接触事故の過失割合について解説します。

信号機の無い交差点で一時停止違反の直進車と、右の道から右折してきた車とが衝突した接触事故

基本になる過失割合

交通事故の過失割合は事故のパターンによって基本的な過失割合が決まっています。

この場合は直進車Aの過失が60%、右折車Bの過失が40%です。

ここに事故の細かな要素を追加して最終的な過失割合を計算します。

過失修正要素

  • 車Bの徐行無し…… -10%
  • 車Bの右折禁止違反…… -10%
  • 車Bの既右折…… +15%
  • 車Bの著しい過失…… -10%
  • 車Bの重過失…… -20%
  • 車Aの減速無し…… +10%
  • 車Aが一時停止…… -15%
  • 車Aの15キロ以上の速度違反…… +10%
  • 車Aの30キロ以上の速度違反…… +20%
  • 車Aの著しい過失…… +10%
  • 車Aの重過失…… +20%

車Aから見た修正割合です。

用語解説

既右折
右折車が既に右折を完了している、もしくはそれに近い状態のこと。右折の完了の定義は右折車の車体が新しい進行方向に向き終わっている状態
著しい過失
携帯電話使用などの軽めの違反
重過失
無免許運転のような重い違反

信号機の無い交差点で一時停止違反の直進車Aと、右側の道の右折車Bとが衝突した接触事故で、車Bが徐行せず運転手が携帯電話を使用中だった場合。

基本の過失割合は60:40。徐行無しで-10%、携帯電話使用から著しい過失で-10%

60% – 10% – 10% = 40%

で直進車Aの過失が40%、右折車Bの過失が60%になります。